せん日記帖

狭く浅い知識を持つせんが戦国武将ゆかりの地へ行ったり絵を描いたり妄想したりするブログです。

おいでよ 広峰神社

どうも!せんです!!
7月18日に広峰神社に行ってきました!!!
広峰神社は兵庫県姫路市の広峰山山頂にある神社で全国にある牛頭天王総本宮です(八坂神社も牛頭天王総本宮を主張していますが)


交通アクセスは
【鉄道】播但線野里駅下車
【バス】姫路駅から神姫バス4系統「広峰」行で「広峰」下車、徒歩登山40分。但し4系統は1時間毎の運行なので、南方を頻繁に通る各系統に乗車、「白国南口」で下車して「広峰」バス停まで約1km歩き足すのがよい。
「広峰」行以外に「白国南口」を通るのは、3系統「大寿台団地/姫路獨協大学」行、81系統「江鮒団地」行、82系統「古法華公園」行、86系統「福崎車庫」行
【道路】市街地から兵庫県道518号砥堀本町線を北上、山道を登る
だそうです


私は車で行きましたので駐車場に車を置いて

いざ、出発!!
今回、姫路市内でもらったこのまち案内マップのとおりに広峰神社を参拝します


鳥居をくぐってちょっと脇の方に表参道があります
鳥居からまっすぐのびる大きい道路は車道です
タクシーで頼めばここを通って神社のすぐ前まで行ってくれるそうです

ちなみに前に姫路の増位山随願寺に行きましたが広峰山と増位山は連山になっていますので随願寺から広峰神社に行く事ができます
どれくらいかかるのか知りませんがromance705.hatenablog.com


では表参道を行く間に広峰神社の由来を紹介します
さきほどのまち歩きマップからそのまま引用しますね

廣峯神社は2千年以上前に素戔嗚尊(すさのおのみこと)がご鎮座され、奈良時代にこの山を訪れた吉備真備が御信託を受けて社殿を建立したと伝わっています。唐で陰陽道を極めた真備がこの学問を日本に広めたいと考え、素戔嗚尊を「星の運行を司る神」で「祇園精舎の守り神である牛頭(ごず)天王の化身」であるとして日本の暦を司る神としました
牛頭天王は疫病の神として崇められ、平安時代に都で疫病が流行った時、清和天皇の夢枕にお告げがあり、廣峯の御分霊を京都にお迎えしたところ疫病が収まり、それを祝ってはじめられたのが祇園祭で、その後建立されたのが八坂神社です。鎌倉時代より廣峯神社祇園本社として崇敬を集め、室町時代には熊野にも劣らぬほどの参詣者が訪れたと記されています

なんと祇園祭の原点は広峰神社だったのです!!
すごくないっすか!?


とか興奮してる間になにか趣のある土塀が見えてきました

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御師屋敷跡です
広峰神社には社家や下級神官で組織された御師制度があり東は若狭から西は安芸までお札を配って廻ったと言われています
御師達は各地にいる檀家が参詣した時には宿として屋敷を提供しました
昔はたくさんあった御師屋敷ですが今は2家しか残っていません
その2家も内部非公開となっています(たぶんまだ住んでおられるのでしょう。ちょっと外から庭とか見えちゃいましたがすごい立派でした)
この写真の左側が残っている2家の内の1つ肥塚家で右が西脇家跡です
西脇家は土塀だけ残ってて中は畑になってます
おじいさんが畑仕事してましたが肥塚さんだったのでしょうか


ところで黒田官兵衛の祖父重隆は広峰神社の御師にお札と共に黒田家秘伝の目薬を売ってもらって財を蓄え黒田家発展の基礎を築いたといわれています
大河ドラマではなぜかミュージカル風に説明されてましたよね(笑)
これが目薬の材料にしていたといわれる目薬の木です

Wikipediaによると樹皮を煎じた汁を目薬として使用するらしいです


まあそんなこんなで参道を抜けていよいよ神社のほうに行きます

階段を登って後ろを振り返ると・・・

姫路の街が見えます!
残念ながら姫路城は見えません・・・
ちょうど見えない角度になってるんですよね
神社内に展望所があるんですがそこからも見えませんでした


気を取り直してお参りしましょう!!
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現在の本殿は室町、拝殿は桃山時代に建てられたものだそうです
かなりでかいです
写真じゃわからないと思いますけど横に長いんですよ

お参りしていると横の方に

なんかいる!!!


すでに途絶えてしまった祭りの神輿らしいです
こんなの普通に置いてあるのがすごいわ・・・


拝殿を出て左の方に行くと大河ドラマ記念の黒田家三代パネルが
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大河ドラマの第1話に広峰神社が出てきましたが実際に広峰神社で撮影されたようです
書写山圓教寺も実際の圓教寺で撮影されてましたし、OPも官兵衛の故郷播磨で撮影されたものばかりでした
けっこうこだわって作られてたんですね「軍師官兵衛


黒田家三代とお別れして神社の後ろの白幣山に続く道を行くと見えてくるのが


2家残っている御師屋敷の内の1つ、魚住家です
官兵衛くんの看板が立っているんですが

魚住家だよ!!立入禁止!!
優しいのに厳しい官兵衛くん

この「芦田愛菜だよ!」みたいな官兵衛くんの看板は広峰神社のいたるところにたっています

なんかシュール


この魚住家からさらに山の方に進んで行く事ができるのですがここから先は足元が悪く迷いやすいので注意が必要です
別ルートに行く事をおススメする看板も立っていました
しかも広峰神社に行った日は7月18日・・・
台風が来た次の日だったのです!!

おもいっきり足元が悪く木が倒れまくっていますが・・・
そのまま進みます!!


雨でぐちょぐちょ&木が倒れまくった道を突き進んで行くと苔の生えた石垣があらわれました

黒田家跡です
御師屋敷跡なのですが苗字が黒田だし家紋も官兵衛のと同じ藤巴なので官兵衛の一族ではないかといわれています
今はこの石垣を残すのみです


その後も建物は無いけどたぶん屋敷があったんだなあと思わせる所がたくさんありました
そこをずっと歩いていくと・・・
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いきなり建物が現れます
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御師屋敷の藤井家跡だそうです
家の形はきちんと残っていますが完全に廃墟
何年か前まで人が住んでいたのでしょうか・・・?

私、廃墟の写真集買う程度には廃墟好きなので写真撮りまくってたんですがふと思い出してしまいました
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広峰神社を検索した時、「広峰神社 心霊」と出てきた事を・・・
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もしかしてここの事じゃね・・・?
廃墟好きだけど心霊現象は苦手な私


急に怖くなって逃げました
(ちなみに後から調べたらここじゃなかったです なんだよ!びびらせんなよ!!)


藤井家跡から逃げた後も大量にテレビが捨ててある所や玄関の階段が残っている所などやはり御師屋敷跡が続き、そして広峰神社の真後ろに着きました
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本殿の裏に九つの穴が開いています
これは「こよみ」の一白水星から九紫火星までの九星をしめす額がかかっていてそれぞれの穴深くに運命星を司る守護神が鎮まっているのです

では、九星詣りをしてみましょう!!
まず社務所でお詣りセットを買います
願い事を書く木札と神棚や玄関にかざる御幣串、かばんや財布に入れておく九星まもりがセットになっています
御幣串は運命星ごとに色が違っていて私の運命星は二黒土星なんですが


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めっちゃ警戒色
立ち入り禁止みたいな

まあそれはおいといて木札に願い事を書き拝殿で神様への日頃の感謝を申し上げ次に裏側に回り自分の運命星の穴に木札と賽銭をIN!!
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穴にむかって口をあてがい周りに聞こえないよう小声で3回願い事をささやきます
これで九星詣りは完了です



ということで今回はここまでです
途中かなり説明省いてる場所がたくさんあるのですが所要時間は見学時間を含まないと約60分となります

楽しかった~
個人的なおすすめは御師屋敷跡と九星詣りです!!
姫路を訪れた方は姫路城のついでに広峰神社にも足をのばしてみてはどうでしょうか?


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