せん日記帖

狭く浅い知識を持つせんが戦国武将ゆかりの地へ行ったり絵を描いたり妄想したりするブログです。

【山崎城】そうだ 播州山崎、行こう。

どうも!せんです!!
6月28日に宍粟市にある山崎城跡に行ってきました!!!

山崎城は戦国時代に出雲尼子氏が砦を築いた事に始まり、近世から明治維新まで山崎藩の藩庁が置かれました
山崎藩は姫路城主池田輝政の四男池田輝澄が3万8千石で入封した事で始まっています

まあ例に漏れず池田家関連です
興味ないよ・・・って人は


紫陽花の名所、加茂神社や播州山崎花菖蒲園にも行ってきましたのでよかったら見てやってください!!


まずは賀茂神社から

いつも中国自動車道を通る時、高速道路にまたがって朱塗りの橋がかかっているところがあって気になっていました
ちょうど山崎インターを下りてちょっと戻ったところにあったので行ってみました!
ここは宍粟市ではなく姫路市になります



なんか立派な石垣があるなあと思ったら

相撲の観客席でした!!
ブルーシートが被せてある所が土俵です
こういうの初めて見ました


自分の干支の臼に賽銭を入れて願い事を心に浮かべながら自分の数え年の数だけ臼を叩くってやつがあったんですけど


寅年だけ何故かタイガース仕様


加茂神社は紫陽花も有名みたいで紫陽花園がありました


紫陽花を堪能したところで次の目的地、山崎城跡を目指します



山崎城跡

山崎城は戦国時代に出雲尼子氏が砦を築いた事に始まり、近世から明治維新まで山崎藩の政庁が置かれました
山崎藩は元和元年(1615)に池田輝政の四男池田輝澄が入封した事に始まります
輝澄は居城を現在の山崎町鹿沢に定め屋形を造営し城下町の基礎を整えていきましたが、お家騒動が起こり因幡国鹿野に蟄居を命じられ寛永十七年(1640)池田家は廃絶となりました(第一次池田家)

■以前の輝澄関連の記事はこちら
揚羽蝶の転落 - せん日記帖
鹿野、河原をゆく - せん日記帖
福本ふれあい街歩き - せん日記帖

その後、泉州岸和田から松井康映が宍粟・佐用両郡で六万石を与えられ入封しました
康映は善政を行い、城下町は発展しましたが慶安二年(1649)十月に石見国浜田に移封となりました

康映移封後、宍粟郡は一時天領(幕府領)となりますが慶安二年(1649)十一月、岡山藩池田光政の弟、恒元が三万石で入封しました
恒元は増税や検地を行い、村・町場の整備を行いましたが寛文十一年(1671)に没し、子の政周が後を継ぎました
しかし延宝五年(1677)に没し、跡継ぎがいなかったため岡山藩主池田綱政の子、数馬を養子にし数馬が藩主となりましたが翌年六歳で没したため池田家は廃絶となります(第二次池田家)

そして延宝七年(1679)大和郡山から本多忠映が一万石で入封し、八代約百九十年間続き明治維新を迎えました


現在、城跡の名残はほとんど見られず、この紙屋門だけが現存する唯一の遺構だそうです
この門は東二の丸から本丸に通じる正面玄関前に位置し、高麗式透門の様式となっています


この門のすぐ近くに市立図書館がありその二階に山崎歴史郷土館があります
池田輝澄の事が少しでもわかるといいなぐらいの気持ちで行ったら池田輝政が慶長五年(1600)に出した判物(将軍や大名などが下の者に宛てて出した本人の花押を据えた手紙)キタコレ

慶長五年(1600)池田輝政播磨国の領主となったのですが宍粟郡も所領の一部となりました
判物の内容は新町、山田山崎町中での市日(市を開く日)を定めたものです
慶長五年 十一月九日 照政(花押)
と書いてありました
池田輝政は輝政と名乗りはじめたのはかなり晩年の方でそれまでは照政でした
それは知ってたんですが具体的にいつ改名したのか知りませんでした
1600年でもまだ照政だったんですね
本当に晩年に改名したんだな・・・



山崎の古い町並み

山崎城跡の北側に古い町並みが残っている通りがあります

ここは兵庫県指定景観形成重要建造物が三つもある通りで

こちらはその一つ山陽盃酒造さんです

山崎の城下町を後にして最後は播州山崎花菖蒲園へ



播州山崎花菖蒲園

播州山崎花菖蒲園は国内最大級の自然の地形を利用した回遊式花菖蒲園です
6月30日で今シーズンの営業は終了しています
営業終了二日前に行っていますので花がほとんど残ってませんでした

無料開放されてたのでいいですけど・・・

かなり広大な土地なので満開の時は本当にきれいでしょうね
満開の時に行ってみたいな


ギリギリまで頑張る健気な花菖蒲達

紫陽花はけっこう咲いてました


けっこう楽しみながら花菖蒲園の園内を回っていると・・・



なんだか知らんがとにかくかわいい像を発見


かわいい


かわいい


そして後ろの池の水門がなんかかっこいい



今回の旅はこれで終了でございます
お付き合いありがとうございました!

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