【姫路城支城シリーズ】三木 池田輝政の位牌との遭遇
1600年、関ヶ原の戦いの戦功により池田輝政が播磨一国52万石を与えられ播磨に入封し現在の姫路城が築城されました
その時支城として配置されたのが、三木城(伊木忠次)・明石城(船上城)(池田利政)・高砂城(中村正勝)・龍野城(鶏籠山城)(荒尾成房)・平福城(利神城)(池田由之)・赤穂城(加里屋城)(池田長政)です
今回はその内の一つ三木城に行ってきました!
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三木城といえば「三木の干殺し」と呼ばれる兵糧攻めで広く知られる三木合戦が有名ですがそれに関してはこの記事ではあまり触れません
それ目当てでこの記事を見てしまった方がいたらすみません
それでは行ってみましょう!!
曲輪、空堀などの遺構や模擬城壁などが見学できます
三木合戦で兵士や領民の命と引き換えに一族と共に自刃した城主別所長治の像と本丸跡の「今はただうらみもあらじ諸人のいのちにかはる我身とおもへば」と記された長治辞世の歌碑
本丸跡の横にらせん状に並ぶ鳥居と石碑の神秘的な稲荷神社を発見しました
ドキンちゃんが供えられておる
三木市は金物が有名です
三木城跡のすぐ横に金物資料館があるのですが
ちょうどたたら製鉄してました!!
冒頭にも書いてありますが播磨に入封した池田輝政は三木城を筆頭家老伊木忠次に預けています
その伊木家の菩提寺 正入寺にも行ってきました
正入寺はもともと勝入寺といい、伊木忠次が先君池田恒興の追善のため建立しました(勝入は恒興の号)
境内墓所には忠次の息子、忠繁が早世の主君池田利隆(池田輝政の長男)を想って建てた供養塔があります
右から利隆、忠繁、忠繁の母の供養塔です
事前の調べでこのお寺に池田輝政の位牌があると聞いていたのですが位牌は普通見られるものではありませんのでそのまま帰ることにしました
帰る途中でお寺の方と思われる人とすれ違ったのですがしばらくすると私の方に来られて
「供養塔を見に来られた方ですか?よかったら本堂も見られますか?」
と言われました
どうやらお寺のご住職だったようです
お言葉に甘えて本堂を見させていただきました!
わざわざ本堂を開けて下さりなんと位牌の間も案内していただきました!!
普通入れてくれないです
檀家でもないのに本当にありがとうございます!!!
池田輝政の位牌は位牌の間の右の隅にありました
ひときわ大きく位牌の両側には池田家の家紋、揚羽蝶がついていました
位牌が黒ずんでいたのでご住職が磨いたそうですがその時に出てきたみたいです
戒名は暗くてよく見えませんでした・・・
輝政の位牌の左には池田恒興の位牌がありました
輝政の位牌に比べると小さかったです
そのほかに徳川家の位牌、伊木家代々の位牌がありました
伊木家、池田家は現在、岡山に移られていますが伊木家とはまだ交流があるそうです
ここに眠る全ての方を偲び、合掌・・・
正入寺のご住職には本堂のほか寺内にある秋葉神社もわざわざ開けてくださり感謝してもしきれません
本当にありがとうございました!!
今回の旅は思いがけないことがたくさんあって感動しました
この調子で他の姫路城の支城にも行きたいです
応援よろしくおねがいします
