【創作戦国】古い年と新しい年の中で
2年前くらいに池田輝政好き(私以外にいるのか知らんが)のバイブルみたいな本が出たんですが
それに載ってた池田輝政の幼名の話です。池田輝政には誕生時の逸話がいくつかあるんですがいずれもほぼ共通するのは12月晦日生まれで古い年と新しい年の間で生まれたから「古新」という幼名だということだそうです。
上のマンガは明治三十三年に出版された「新撰美濃志」という本に載っている逸話で
永禄七年甲子十二月晦日、小牧において一身の半を生ず、翌乙丑正月朔日にいたりて全く安産す、故に稚名を古新丸といふ、其時生年の論ありて、子年にせんや、丑の年にせんやと、評議決せずして、八幡宮へ御鬮を乞われる、則社司、子年の御鬮をとりてぞさだめける
って書いてあるそうですが
産まれる時の描写が妙に生々しいんですよ
何.....一身の半を生ずって想像できちゃうんですが......
あと生まれた後に子年生まれか丑年生まれか籤で決めたってのもおもしろいですね
「古新」って変わった幼名だなあと思ってたんですがこんな逸話があったなんてなんかドラマチックですね
ちなみに池田恒興が焼き栗押し付けようとしてんのはこの逸話が元ネタです。
焼き栗むいちゃいました - せん日記帖