興国公、泣く
お馴染みこの本からの逸話紹介だよ!!
- 作者: 森本繁
- 出版社/メーカー: 山陽新聞社
- 発売日: 1992/11
- メディア: 単行本
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池田輝政が死んだあと、伴元察という侍が殉死しようとしました
殉死って先君の許しがなければやっちゃいけないらしくいきなり伴が左腹に刀を突き立てたので傍らにいた者が驚いてその手を押し止め後継ぎの池田利隆に注進しました
拍子抜けして切腹を取り止め、傷の手当てをしたという
伴かっこ悪っっ!!!!
主君に相手にされなくてあっさり切腹取り止めとか……
ちなみにこの話「戦国いい話、悪い話スレ」にもあったんですが(名前が伴玄礼になってるけどだいたい一緒の内容なので一緒だと思う)
こっちでは利隆は注進を受けすぐ伴の元に駆けつけ涙を流しながら
「この利隆を孤独にする事が忠であり義であると思うのなら強いて止めぬ。早く死ぬがいい。早く死んで私を一人にし先代に奉公つかまつれ!!」
と言ったので(輝政に重用されていた伴が殉死すると利隆が劣った君主だから見捨てたと噂され他の家臣が信用してくれなくなるのです)伴はかたじけないお言葉を頂いたと切腹を取り止め利隆に奉公する事を誓っています
最初のと全然違うやん
めっちゃいい話になっとるやん
そりゃ利隆ちゃんに泣きながら
って言われたら(言ってねえよ)切腹取り止めますわ
池田利隆って督姫との子供ではないので肩身の狭い思いを結構してきたと思うんですよ
それ考えるとこの話なんか切なくて…(。´Д⊂)
「私を一人にしてさっさと死ね!!」とかさ……