親父殿は心配性
皆さん、天正十五年(1587)は何があった年かご存知ですか?
そうですね!!
福島正則が初めて大名(伊予今治11万石)になった年ですね!!(知らねえよ)
※愛媛のみかんの栽培は江戸時代の終わり頃からなので戦国時代の愛媛はみかんの名産地ではありません
福島正則って戦しか脳のない単細胞だと思われがちですが秀吉が使える家臣になるように子供の頃から仕込んでるので政治手腕は優秀だったと私は思うんですけど
問題はその性格であります
豊臣秀吉は初めて大名となり、また粗暴な振るまいが目立つ正則に対し
五ヶ条の書き付けを与えたそうです
内容↓
①家臣に対する法の厳正を約束させ、百姓には無法なことをせずに年貢も適正なものにすること!
②隣の戸田勝隆領の境界や他の領地で問題が起こったら自ら行って解決すること!
独裁的な処置はダメだぞ!
③わしの命令は戸田と相談しあって主旨を尊重し怠慢なく家臣に申し付けること!
④伊予は要地だから小さなことでも敏感に配慮し、情報をわしに報告すること!
⑤居城、支城の工事はしっかり行い支配する人数を勘定して召し抱えることが大切だぞ!
幼い頃から見守ってきた正則に立派な領主になってほしいと心配する秀吉の親父的訓戒……!!
なんかほほえましいですよね(*´ω`*)
参考にした本
- 作者: 福尾猛市郎,藤本篤
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 1999/08
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週刊 日本の100人 No.054 福島正則 2007/2/20
- 作者: 清原伸一
- 出版社/メーカー: デアゴスティーニ・ジャパン
- 発売日: 2007
- メディア: 雑誌
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