流石の正則も甚だ迷惑せしとぞ。
名将言行録の結城秀康の逸話に福島正則が出てくるのがあったので紹介します
解釈間違ってルかもしれませんが
結城秀康と福島正則は気が合うのでよく
家に遊びに行ったりしていました
ある時正則が秀康の家に遊びに行きました
秀康の家来が秀康に正則が来たことを伝えに行きました
その間正則は玄関で立って待っていたのですがじっとしてられなかったのか
玄関に置いてあった秀康の槍の鞘を外し刃を爪に掛けて(調べたらちょっかいを出すとか興味を持つって意味らしい)見ていたそうです
これを目付のものが秀康に知らせると秀康の顔色が忽ち変わり、日々、大切にしている新藤五三胴の刀を持ってくるように家来に命じたので、これはまずいと思った秀康の近習が正則にこっそり殿の機嫌が悪いので帰ったほうがいいですよと教えてあげたら
急に持病が起きたとか言ってさっさと帰宅しました
で、そのあと槍を管理してた家来が秀康に白洲に呼ばれ、平伏しました
その時、秀康が軒先へ出て正則が見ていた槍をまじまじと見て、
「正則が見ても恥ずかしい事はない。この槍に少しの塵でもあればお前を串刺しにしようかと思っていたが、道具を大切に手入れしている事、殊勝なり」
と言って加増してあげたそうです
秀康の機嫌が悪くなったのでびびってそそくさと帰った正則でしたが実は秀康が気にしていたのは槍が手入れされているかどうかでした
その後秀康は正則に出会う度に毎回
「先日は面会できなくて残念だったね!!」
って言ってくるので
だったそうです
「やっべ………」と思ってそそくさとと帰る正則が面白いです
しかし福島正則はかませ的エピソードばっかりですね
そこが好きなんですが